2022.06.06

インナーマッスルをレッスンで確実に鍛えるには

岸本 亜沙美

岸本 亜沙美
インナーマッスルをレッスンで確実に鍛えるには

目次

■バレエはとにかく「インナーマッスル」が大事ですが、なかなか鍛えられない、バレエで使えない悩みを抱えている方がたくさんいます。

 

しかし、そもそもインナーマッスルとは何かよく知らなかったり、頑張ってやっているレッスンやトレーニングが全然役に立っていないことが原因だったりします。

せっかく頑張っているのに、それはすごく勿体ないことですね。

 

実は、「筋肉の性質」と「レッスンの本質」を知れば、本当に効果的に鍛える方法はトレーニング以外にもあるのです。

 

 

では、そもそも「インナーマッスル」とは何なのでしょうか?

 

「インナーマッスル」とは、身体の深層部にある表から見えない筋肉のことをいいます。体幹だけでなく、全身に存在しています。

 

ではその深部の筋肉の役割は何でしょうか?

 

身体の深くや内側で骨格や内臓を支える、関節の安定、姿勢維持が主な働きの筋肉です。

 

インナーマッスルは無意識で働き、常に身体の安定を維持しています。

 

当然その筋肉が弱いと、骨格や内臓を中から支える力が弱くなるので、姿勢を正しく保つことが難しくなります。

 

姿勢維持は静止している時だけでなく、動いている時でもバランスの保持にとても重要な役割があります。

 

ですから、バレエの正しい姿勢や美しいポーズを保ったり、動きの最中にバランスが崩れないようにするにはどうしてもインナーマッスルの力が必要になるのです。

 

それでは表層のアウターマッスルは必要ないのでしょうか?

 

そんなことは絶対にありません。

 

アウターマッスルは、体を動かすための筋肉ですので、バレエでも動くからには絶対に必要な筋肉です。

 

でも、よく「前腿を使ってはいけない!」とか言われますよね。それはその言葉通りではなく意識の問題で、実際は前腿(大腿四頭筋)は膝を伸ばす筋肉で立つにも動くにもとても重要な筋肉なので、使わないというのはあり得ないのですが…。

 

しかし、バレエの場合厄介なのは、バランスを取ったり、姿勢を保つ場合でもアウターマッスルを使ってしまう間違いが起こってしまうこと…

 

インナーが弱いと表層のアウターマッスルが頑張るしかなくなり、関節の安定を中からでなく表の筋肉を固めることで動かなくしようとしてしまいます。

 

しかし、アウターマッスルは本来動きを生み出す筋肉、アウターで姿勢を保ったりバランスを取ろうとしてしまうと、アクセルとブレーキを同時に踏んでいることになってしまうのです。

 

しかもアウターマッスルは収縮する力が強いため、こぶのような硬い筋肉を育て、体を縮めてしまうことが起こります。

 

バレエの美しさには、やはりインナーマッスルの力、身体の中から支える意識がとても大切なのです。

 

 

「太腿やふくらはぎの筋肉がガッツリ」「肩が上がったり動きが硬いといわれる」「アンドゥオールができない」・・・

 

そんな悩みの数々は、インナーマッスルの意識を訓練する前に、動くためのアウターに意識がいってしまい、結局育てたのはアウターマッスルだった…という結果です。

 

アンドゥオールもインナーマッスルが使えないと脚をまわしきれないので、アウターの感覚を変えないとストレッチなどしても出来るようにはなりません。

 

その解消のために皆バレエ以外のトレーニングにも行くのですが…それでもあまり変わらない、いざバレエになると使えないという方をたくさん見てきました。

 

それは、そもそもバレエの「動き」に夢中で、体の中の感覚のない筋肉のことなど考えてる余裕がなかったり、バレエの立ち方や動きになるとトレーニングの時とは全然違う体勢になるので、頭の中や体自体が結び付かず、結局は使いやすいアウターマッスルを使ってしまう…などという負の連鎖になっているのです。

 

一体どうすればいいのでしょうか⁉

 

 

■普通のバレエレッスンでもインナーマッスルは絶対に鍛えられます!

 

身体の深部にある筋肉は無意識で働くため、全く自覚できないものが多く、そのために鍛えるのがとても難しい筋肉です。

 

例えば、体幹の「大腰筋」という筋肉は胸椎,腰椎から始まり腸の裏側を通っているインナーマッスルですが、全くそこにある感覚はないですよね。

 

そのような自覚のない筋肉を鍛えたりストレッチするのはとても難しく、間違うと表の筋肉にしかアプローチできなかったりします。

 

表から見えない、感じられない筋肉を鍛えなくてはならないので、最初は何を意識したらいいのかわからず、何をやっているのかもわからない感じでしょう。

 

インナーマッスルは、筋肉が「同じ長さをずっと保つ力」を発揮する力を強化します。姿勢を保つ筋肉ですから縮んだりしては困りますね。

 

解剖学では『等尺性収縮』といいます。

 

つまり、全く或いは殆ど動きのない中で、しかし力をしっかり出している状態で筋肉に負荷をかけるのです。

 

それを上手く育てる方法は、バレエのレッスンでは遥か昔から確立されています。

 

それが、基礎の段階で行う「バー・レッスン」というエクササイズです。

 

バーは、持つことで体を支えるというより、バーを押したり引き寄せたり抵抗をかけることで上体を鍛える道具としての役割を持っています。

 

つまりプッシュアップ効果が潜んでいるということ。

 

バーの使い方だけでなく、レッスン中行うすべてのことにかなりのトレーニング効果が含まれています。

 

腕のポジションを正しくキープしたり(ただ形をつけているだけではなく、形だけに見える中で筋肉は強く活動している状態)、脚は床を押して体幹は腹圧をかけて立つことで、腕や体幹、脚の「等尺性運動」になっていたり、

 

基礎レッスンには本当に凄い効果があります。

 

地味で、単純で、ずっと立っている時間が長く、楽しそうな派手な動きも、いかにも難しそうな凄い動きも何もない…

 

そんなつまらなそうな基礎レッスンがどれだけ有効にインナーマッスルを育てるために考えられたものか、心から理解してほしいのです。

 

本当に正しくきちんと行うことが出来れば、トレーニングジムやリハビリテーションで行っている筋力トレーニングやストレッチメニューと同等の効果を得ることが充分可能です。

 

「等尺性運動」や「抵抗運動」のトレーニング理論がバッチリ当てはまり、ふんだんに組み込まれていますので、意識して行えばインナーマッスルやバレエに必要な筋肉を正しく鍛え、育てることができるのです。

 

 

基礎のシンプルなレッスンでしか鍛えられないものがあるからこそ、本気であればあるほど難度を落としたレッスンの見直しが必要です。

 

だから決して焦ってはいけない、決して基礎を甘く見てはいけない、絶対に大切に正しくきちんとやるべきなのです。

 

 

そして、バレエの筋肉を中から正しく育てるために一番強調したいこと、

 

それは「意識」です。

 

表からわからない、直接触れない、自覚も難しい、身体の深部にある筋肉に正しくアプローチして、きちんと鍛えるために最も大事なことは、「身体の中を想像し、意識する力」それしかありません。

 

ですから、見様見真似のレッスンがどれだけ身体を鍛えるために無意味か、ということ!

身体の内部から意識するのと、外見を真似するのでは雲泥の差があるのです。

 

 

そして、「早くから難しいことをするのがレベルの高いレッスン」だとか、「たくさん筋トレとストレッチをすればバレエが上手くなる」なんてことは絶対にないのです。

 

もう一度本当に「基礎」の意味を考え直してみませんか⁉

 

 

■アサミバレエクラスが徹底してこだわる『正しいレッスン』とは、そのような効果ある運動理論をきちんと踏まえた上で行う「レッスンの極み」のことです。

みなさんのバレエが本当に上達し、高みを目指すために本当に必要なことを、熱意込めて指導しています!

 

 

東京世田谷区|ワガノワメソッドの本気改善バレエ教室 アサミバレエクラスへ興味を持たれた方はまずは体験レッスンにお越し下さい。

■バレエはとにかく「インナーマッスル」が大事ですが、なかなか鍛えられない、バレエで使えない悩みを抱えている方がたくさんいます。

 

しかし、そもそもインナーマッスルとは何かよく知らなかったり、頑張ってやっているレッスンやトレーニングが全然役に立っていないことが原因だったりします。

 

せっかく頑張っているのに、それはすごく勿体ないことですよね。

 

実は「筋肉の性質」と「レッスンの本質」を知れば、本当に効果的に鍛える方法はトレーニング以外にもあるのです。

 

 

では、そもそも「インナーマッスル」とは何なのでしょうか?

 

 

「インナーマッスル」とは、身体の深層部にある表から見えない筋肉のことをいいます。

体幹だけでなく、全身に存在しています。

 

ではその深部の筋肉の役割は何でしょうか?

 

身体の深くや内側で骨格や内臓を支える、関節の安定、姿勢維持が主な働きの筋肉です。

 

インナーマッスルは無意識で働き、常に身体の安定を維持しています。

 

当然その筋肉が弱いと、骨格や内臓を中から支える力が弱くなるので、姿勢を正しく保つことが難しくなります。

 

姿勢維持は静止している時だけでなく、動いている時でもバランスの保持にとても重要な役割があります。

 

ですから、バレエの正しい姿勢や美しいポーズを保ったり、動きの最中にバランスが崩れないようにするにはどうしてもインナーマッスルの力が必要になるのです。

 

それでは表層のアウターマッスルは必要ないのでしょうか?

 

そんなことは絶対にありません。

 

アウターマッスルは、体を動かすための筋肉ですので、バレエでも動くからには絶対に必要な筋肉です。

 

でも、よく「前腿を使ってはいけない!」とか言われますよね。

 

それはその言葉通りではなく意識の問題で、実際は前腿(大腿四頭筋)は膝を伸ばす筋肉で立つにも動くにもとても重要な筋肉、使わないというのはあり得ないのですが…。

 

しかし、バレエの場合厄介なのは、バランスを取ったり、姿勢を保つ場合でもアウターマッスルを使ってしまう間違いが起こってしまうこと…

 

インナーが弱いと表層のアウターマッスルが頑張るしかなくなり、関節の安定を中からでなく表の筋肉を固めることで動かなくしようとしてしまいます。

 

しかし、アウターマッスルは本来動きを生み出す筋肉、アウターで姿勢を保ったりバランスを取ろうとしてしまうと、アクセルとブレーキを同時に踏んでいることになってしまうのです。

 

しかもアウターマッスルは収縮する力が強いため、こぶのような硬い筋肉を育て、体を縮めてしまうことが起こります。

 

バレエの美しさには、やはりインナーマッスルの力、身体の中から支える意識がとても大切なのです。

 

 

■「太腿やふくらはぎの筋肉がガッツリ」「肩が上がったり動きが硬いといわれる」「アンドゥオールができない」…

 

などの悩みも、インナーマッスルの意識を訓練する前に、動くためのアウターに意識がいってしまい、結局育てたのはアウターマッスルだった…という結果です。

 

アンドゥオールもインナーマッスルが使えないと脚をまわしきれないので、アウターの感覚を変えないとストレッチなどしても出来るようにはなりません。

 

その解消のために皆バレエ以外のトレーニングにも行くのですが…それでもあまり変わらない、いざバレエになると使えないという方をたくさん見てきました。

 

それは、そもそもバレエの「動き」に夢中で、体の中の感覚のない筋肉のことなど考えてる余裕がなかったり、バレエの立ち方や動きになるとトレーニングの時とは全然違う体勢になるので、頭の中や体自体が結び付かず、結局は使いやすいアウターマッスルを使ってしまう…などという負の連鎖になっているのです。

 

一体どうすればいいのでしょうか⁉

 

 

■普通のバレエレッスンでもインナーマッスルは絶対に鍛えられます!

 

 

身体の深部にある筋肉は無意識で働くため、全く自覚できないものが多く、そのために鍛えるのがとても難しい筋肉です。

 

例えば、体幹の「大腰筋」という筋肉は胸椎,腰椎から始まり腸の裏側を通っているインナーマッスルですが、全くそこにある感覚はないですよね。

 

そのような自覚のない筋肉を鍛えたりストレッチするのはとても難しく、間違うと表の筋肉にしかアプローチできなかったりします。

 

表から見えない、感じられない筋肉を鍛えなくてはならないので、最初は何を意識したらいいのかわからず、何をやっているのかもわからない感じでしょう。

 

インナーマッスルは、筋肉が「同じ長さをずっと保つ力」を発揮する力を強化します。姿勢を保つ筋肉ですから縮んだりしては困りますね。

 

解剖学では『等尺性収縮』といいます。

 

つまり、全く或いは殆ど動きのない中で、しかし力をしっかり出している状態で筋肉に負荷をかけるのです。

 

それを上手く育てる方法は、バレエのレッスンでは遥か昔から確立されています。

 

それが、基礎の段階で行う「バー・レッスン」というエクササイズです。

 

バーは、持つことで体を支えるというより、バーを押したり引き寄せたり、抵抗をかけることで上体を鍛える道具としての役割を持っています。

 

つまりプッシュアップ効果が潜んでいるということ。

 

バーの使い方だけでなく、レッスン中行うすべてのことにかなりのトレーニング効果が含まれています。

 

腕のポジションを正しくキープしたり(ただ形をつけているだけではなく、形だけに見えて筋肉は強く活動している状態)、脚は床を押して体幹は腹圧をかけて立つことで、腕や体幹、脚の「等尺性運動」になっていたり、

 

基礎レッスンには本当に凄い効果があるのです。

 

地味で、単純で、ずっと立っている時間が長く、楽しそうな派手な動きも、いかにも難しそうな凄い動きも何もない…

 

そんなつまらなそうな基礎レッスンがどれだけ有効にインナーマッスルを育てるために考えられたものか、心から理解してほしいのです。

 

本当に正しくきちんと行うことが出来れば、トレーニングジムやリハビリテーションで行っている筋力トレーニングやストレッチメニューと同等の効果を得ることが充分可能です。

 

「等尺性運動」「抵抗運動」のトレーニング理論がバッチリ当てはまり、ふんだんに組み込まれていますので、意識して行えばインナーマッスルやバレエに必要な筋肉を正しく鍛え、育てることができるのです。

 

基礎のシンプルなレッスンでしか鍛えられないものがあるからこそ、本気であればあるほど難度を落としたレッスンの見直しが必要です。

 

だから決して焦ってはいけない、決して基礎を甘く見てはいけない、絶対に大切に正しくきちんとやるべきなのです。

 

 

そして、バレエの筋肉を中から正しく育てるために一番強調したいこと、

 

それは「意識」です。

 

表からわからない、直接触れない、自覚も難しい、身体の深部にある筋肉に正しくアプローチして、きちんと鍛えるために最も大事なことは、

 

「身体の中を想像し、意識する力」それしかありません。

 

ですから、見様見真似のレッスンがどれだけ身体を鍛えるために無意味か、ということ!

 

身体の内部から意識するのと、外見を真似するのでは雲泥の差があるのです。

 

 

そして「早くから難しいことをするのがレベルの高いレッスン」だとか、「たくさん筋トレとストレッチをすればバレエが上手くなる」なんてことは絶対にないのです。

 

もう一度本当に「基礎」の意味を考え直してみませんか⁉

 

■アサミバレエクラスが徹底してこだわる『正しいレッスン』とは、そのような効果ある運動理論をきちんと踏まえた上で行う「レッスンの極み」のことです。

 

みなさんのバレエが本当に上達し、高みを目指すために本当に必要なことを、熱意込めて指導しています!

 

 

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