Teathers

講師紹介

主宰

岸本 亜沙美

岸本 亜沙美

キシモト アサミ

■ワガノワバレエ教授法全課程修了認定取得

バレエ教師資格、ロシアバレエ教授法の習得と、解剖学・運動学への深いアプローチ、バレエレッスンの本質を追究し、バレエの体を作るレッスン、技能を高めるメソッドで、基礎改善・能力向上・ターンアウト指導を得意としています。

ロシア国立ワガノワバレエアカデミー教師 Igor・Khokhlov 氏およびワガノワ教師国家資格取得教師Viacheslav・Ilyin 氏に師事し、教授法クラスにてワガノワメソッド(教授法)の全課程を修了し認定を取得。

しかし、日本のバレエ教室の現場では、いかに本場の教育が素晴らしくても、その教授法通りのレッスンを厳格に行い、海外と同じ質のダンサーを育てるのは極めて困難です。
どんなに優れたメソッドでも、ただ型を真似るだけでは絶対に成果は出ないと考え、日本人にも適応できるようレッスンの動きを解剖学・運動学的に詳しく動作分析した結果「メソッドの本質」を突き止め、【ワガノワの本質】を理解した指導者として本場のワガノワ教師より認められました。

日本人の体の特性や、日本のバレエを習う環境の中でワガノワメソッドの優れたシステムを生かし最大の成果を得るには、誰もがレッスンの深い意味を知る必要があり、「なぜそうするのか?」「なぜそういう決まりや形が必要なのか?」を分かりやすく解析、バレエに適した体作りや能力アップの真の力を発揮できるよう独自の指導を行っています。

そこまで深い研究に至った経緯は、自身の怪我の経験と解剖学バレエの草分け的指導者との出逢いにより、間違った体の使い方を根本から改善し、物凄く変わったこと、バレエのテクニックやレッスンについての考え方も一変して、「レッスンを理解することでこんなに変われるんだ!」という驚きと、正しい体の使い方がどれだけ大切か、人体への理解を深めるきっかけとなりました。

更に多くの海外著名教師に師事する環境で学び、本場のバレエ教育の凄さ、システムの素晴らしさに衝撃を受け、「こんなに凄いメソッドがあれば素晴らしいダンサーは絶対育つ!」と感動し、メソッドの本質を追究するに至りました。

正しく体を作り直す過程で掴んだ『バレエレッスンの本質』とは何か、人体の持つ素晴らしい能力をどうバレエに活かすのか、レッスンでどのように高めるのか、根本から改善するための指導に特化し成果を上げています。
指導歴 20 年以上

アサミ先生にインタビュー

AsamiBalletClassプロ育成クラスのレッスンを見学させていただいた感想をもとに、 アサミ先生にインタビューさせていただきました!

  • Q1: 生徒さんはレッスン前に自主的に体の手入れをしたり、お互いにチェックし合ったり、レッスン中もやるべきことへの理解が感じられ、その意識の高さに驚きました。 そういった生徒さんの意識の高さはどこから来ているのでしょうか?
    A:
    基本的には生徒一人ひとりの『自分を高めたい』『レッスンをより有効なものにしたい』という意識からですが、みな最初からそのように取り組めたわけではなく、身体や技術の高め方を日々の指導で理解することによって『変われる実感』を持ち、率先して取り組むようになりました。
    実はそれがこのクラスで目指すべき一番大切なポイントです。

    身体や動きを改善するには、本人が心から納得してやるべきことを意識することが何より大切で効果的だからです。
    また、『自主性を育むこと』はバレエだけでなく、今後の生徒の人生においてもとても大切なことだと考えています。
  • Q2: アサミ先生のアドバイスが生徒さん一人一人に対して、 筋肉の動きなど、具体的にアドバイスをされているなと感じました。 生徒さんにアドバイスを伝えるにあたり、アサミ先生はどんなことに気を付けてらっしゃいますか?
    A:
    このクラスは改善が目的なので、どうしたら良いのか?なぜうまくいかないのか?を詳しく説明することを心掛けています。
    その為には言葉で伝えるだけでなく、実際に上手くいかない箇所(筋肉)に触れて、どう体を使ったら良いのかを具体的にアドバイスしています。今まで使ったことのない所を意識させ、動きをガイドすることで一層理解が深まるのです。
    今までに沢山の生徒達と時間を過ごし、生徒と深く向き合うことで私自身も学ぶことがたくさんありました。最新の研究を常に取り入れつつ、自身の指導力向上に努めています。
  • Q3: 現在通われている生徒さんは、まだまだ成長できるとアサミ先生は言っていますが、 生徒さんはどんな悩みや課題を抱えて、アサミ先生を頼ってくることが多いんでしょうか?
    A:
    生徒の悩みは一人一人違いますが、実は間違っていることに本人も気づいていないことが多いです。『出来ている』と思ってやっていたことをここに来て初めて『違う』と指摘されるのです。
    その『違う』という意味は、完全に解剖学や運動学的な体の使い方の違いのことです。

    そこに気づいて改善していくと今までの踊りがまだ限界ではなかったことに気づいたり、考え方が変わって新たな世界や可能性が見えてくることがあります。いかに潜在能力を引き出すことができるかなのです。
    筋肉の使い方次第で動きや体は変わります。一緒に壁を乗り越えていけたらと思っています。
  • Q4: 最後です! 失礼ですが、アサミ先生のレッスンは『厳しい』・『怖い』と思っていましたが、 そんなことはなく、むしろ生徒さんと積極的にコミュニケーションをとっておられるのが印象に残りました。 アサミ先生は、どんなことを大切にされてレッスンに臨まれているんでしょうか?
    A:
    インタビュアーさんはそういう印象を私に持たれてたんですね(笑)

    生徒と同じ目線に立つことを大切にしています。
    そうすることで、深い部分の課題に気づくことができると考えています。
    そして何より、みなさんの悩みは私が一番よく理解しています。一度身に付いたクセや思うようにならない体を変えるのは容易くはありません。
    しかし、心の底から『上達したい』という強い気持ちと、そのための正しい努力を受け取っていくので、ただ出来る・出来ないで評価せず、理解する気持ちを一番大切にしています。

    厳しい世界であることは確かですが、常に生徒と同じ目線で悩み・喜びを共有して一緒に成長していきたいと考えています!

コンテンポラリーダンス

風花

風花

フウカ

■「東京舞座」コンテンポラリーダンスカンパニー座長

幼少よりクラシックバレエとコンテンポラリーダンスを始める。兵庫県立宝塚北高等学校 演劇科にて演劇、舞踊、伝統芸能、歌唱などを用いた身体表現を学修。神戸女学院大学 舞踊専攻に進学。振付家の島﨑徹、バレエマスターのヤン・ヌイッツ、 元ナショナル・バレエ・オブ・カナダプリンシパルのオーウェン・モンタギューほか、現在も世界で活躍する講師陣に師事。

コンテンポラリーダンス、モダンダンス(マーサグラハムテクニック)、バレエ、ピラティス、GAGAメソッド、即興、解剖学、舞踊史などを学ぶ。

卒業後、シカゴへの短期ダンス留学などを経て、2016年に東京舞座(とうきょうぶざ)コンテンポラリーダンスカンパニーを設立し、舞台制作をはじめ 各種ステージやメディアへの振付提供、コンクール指導などを行う傍ら、自身もダンサー/モデルとして活動している。

特別講師

VIACHESLAV ILYIN

VIACHESLAV
ILYIN

ヴャチェスラフ ・イリイン

■ワガノワバレエアカデミー教師課程国家資格取得

ワガノワ記念ロシアバレエアカデミー、Y.ウムリーヒンクラス卒業。ムソルグスキー記念マールイ・オペラ・バレエ劇場(レニングラード国立バレエ団)ソリストとして入団 プリンシパルとして活躍。

レパートリーは、「眠りの森の美女」「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ジゼル」「エスメラルダ」 「ロメオとジュリエット」「アポロン・ムサゲト」「ラ・シルフィード」「弦楽セレナード」「ファウスト」 「ペテルブルグ」「マクベス」など。パートナーダンサーには、L.セメニャーカ、O.リホーフスカヤ、E.ハビブリナ、V.イワノワ、N.バシキルツェワなど。

コンサート、海外公演などで世界各地の劇場での豊富な舞台経験を持つ。チャリティーコンサート、国際フェスティバル、テレビ放映などにも参加。日本、アメリカ、フランス、オーストリアのバレエ学校での合同コンサートの経験もあり。